大変だけど笑顔あふれる介護現場

介護は決して楽な仕事ではありません。
ところが笑顔があふれる介護現場も珍しくありません。
また要介護者のためのイベントを楽しみながら積極的に行う姿も見られます。
大変なのに笑顔が見られることには、ヘルパーズハイという現象が関係しています。

ヘルパーズハイとは、人を助けることで幸せを感じられる現象のことです。
人を助けると、ドーパミンという神経伝達物質が脳内で活発に分泌されます。
ドーパミンは快楽物質の一つで、分泌量が多くなると幸福感や喜びを感じることができるのです。

普段の介護業務で人の役に立っていると実感する瞬間はたくさんあります。
移動を手伝ったときや要介護者の自分でできることが増えたときなど、多くの介護職員は日頃からヘルパーズハイを何度となく体験するのです。
こうした介護職員が幸せを感じる瞬間は関連サイトに詳しく載っているので、気になる方はご確認ください。

ドーパミンは快楽物質であるとともに、脳の癖を作る物質でもあります。
一度ヘルパーズハイを体験すると脳に楽しみを求める癖がつき、何度もヘルパーズハイを体験したくなります。
そこで、日頃の業務に対する積極的な姿勢が生まれるのです。

またイベントで要介護者の人々が楽しむ姿を見ることも介護職にとってはひときは激しいヘルパーズハイを味わう瞬間になります。
多くの介護職員は、要介護者の人々の喜ぶ顔を見たいがためにイベントも積極的に企画します。
ヘルパーズハイという脳の癖をうまく利用することで、介護職員自身が楽しく働き、それが要介護者の人たちの心身を助けることになります。